しららはま

平成21年12月6日に『チキチキブログ選手権』よりサイト名を変更しました。また頑張って更新したいとおもいます。ブログ管理者が阪神タイガースの試合結果、野球に関する気になるニュース、興味のあることを書いています。
野球のないオフシーズンには食べ物の話題やその他色々なことを綴っています。
障害者自立支援法の波紋
先日、大阪・毎日放送テレビで「映像06 ぼちぼちはうす 障害者自立支援法の波紋」が深夜に放映されていました。
深夜に放映されていたので見逃すところでしたが、録画をして後日見ました。
大阪府寝屋川市にある重度障害者施設(通所)「ぼちぼちはうす」の様子が障害者自立支援法により存続の危機に立たされている。
現在の利用者は7人。20人以下の利用者の施設は国からの補助金が打ち切られるとの事である。
母体は寝屋川市民たすけあいの会。市民団体なので活動資金は慢性的に不足。
重度障害を抱える利用者はほかの施設からの利用を断られて、5年前に設立された「ぼちぼちはうす」に出会い利用している。
「ぼちぼちはうす」は本人のしたいことを尊重し、スタッフとの信頼関係を築く。利用者をメンバーと呼びスタッフと一緒のできる限りのことを行う。
「ぼちぼちはうす」の利用者のように重度重複障害を抱えている利用者は、障害が軽く努力をすれば働くことのできる人のように作業所と呼ばれる福祉施設での就労は困難である。
障害者支援法は障害があることに自己負担を求める法律かもしれない。サービスを受けた費用の1割、月に最高37200円を負担することになる。
「ぼちぼちはうす」に勤務する障害者のスタッフは障害者自立支援法が成立・施行されることに『他人の痛みの分からない人たちで正直嫌ですね。辛くなると言うより嫌な国に生まれてきたと虚しくなります。』とトーキングエイド(携帯用会話補助装置)を用いてインタビューに答えていた。

番組のエンディングで、
『国は頑張った人たちが報われる社会が大切だといいます。ある程度働く力のある障害者の中には新しい法律で就職できる可能性が広がると歓迎する人がいます。財政難だから自己負担も仕方ないと理解を示す人たちもいます。しかし、その一方で自立のためのスタートラインにも立てない人たちへの目配りは十分なのでしょうか?ぼちぼちはうすが存続するために残された手段と時間はあまり多くはありません。』
とナレーションがあったが、障害者自立支援法は多くの問題や課題を抱えて4月1日より施行される。
| ToraTora−SNOOPY | 福祉・医療 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
へんてこバリアフリー
今日発売の週刊SPA!に「へんてこバリアフリー実例集」という特集が出ていました。
東横イン問題で注目を集めたバリアフリーのお粗末な実態。
交通機関、スロープ・歩道橋、多目的トイレ、歩道・駐車場とへんてこなバリアフリーの実例を紹介しています。
読んでいて笑えるくらいにお粗末なバリアフリーの内容です。
実際、私が怪我をして松葉杖をついて歩行したときは「街は何て歩きにくいのか?」と思いました。
松葉杖じゃ階段の昇降は難しいし、歩道は歩きにくいし大変な思いをしました。
誰もがいずれ高齢者になり、事故や病気で障害者になる可能性はある。だけど自分には関係ないと思っている。
当事者意識のなさが、へんてこなバリアフリーを作り出す要因の一つではないのでしょうか?
| ToraTora−SNOOPY | 福祉・医療 | 21:29 | comments(1) | trackbacks(0) |
難病の子供たち 私たちはこんな病気と闘っています
2月17日の金曜日にTBS系列で「難病の子供たち 私たちはこんな病気と闘っています」という2時間番組が放映されていました。
先天性魚鱗癬、無痛無汗症、レット症候群、色素性乾皮症(XP)を患っている子供とその親のドキュメント。難病といわれている子どもの疾患に対する親の受容し、子供と真正面から向き合って生活している姿に心を打たれました。
上記の難病の症状についてテレビの紹介を基に書きます。
○先天性魚鱗癬(せんてんせいぎょりんせん)
全身の皮膚が魚の鱗のように剥がれ落ちる難病
遺伝子の突然変異が原因で起きる先天性の難病
他人に感染することはない
重症の患者数は約100人、軽症の場合は200人に1人の割合で発症
病状に伴う様々な症状
雑菌による感染症→腎う炎などを引き起こす
対策・抗生物質を服用する
体温調整ができない→熱中症になりやすい
対策・各部屋に冷暖房を完備する
筋肉が衰え硬直する→水泡の痛みから身体を動かさないことで筋肉が硬くなる
対策・専門家の指導によるトレーニング、運動のしすぎに注意する
○無痛無汗症
痛い熱いという感覚が全くない難病
日本で発見された難病
日本での患者数推定200人
遺伝子の異常が原因、現在根本的な治療法はない
「痛み」とは身体の危険信号を知らせる役目がある
「痛み」がないと
力の加減が分からず、骨折、ケガを繰り返す
腹痛、頭痛がわからず、軽い病気でも大事に至ることがある
○レット症候群
ある日突然、歩けなくなる 女児ばかりを襲う難病
ほとんど女児に発症
多くの場合1歳半位までに症状が現れる
それまでは正常に発育
12000〜15000人に一人の割合※5歳位〜16歳位までの女児を調査
病状による様々な障害
歩行障害、睡眠障害、歯ぎしり、発達遅滞、言語障害、呼吸障害、筋肉の萎縮、背骨が曲がる
○色素性乾皮症(XP)
太陽の光や紫外線を浴びてはいけない難病
紫外線に当たるとひどい日焼けになる
通常の1000倍から2000倍の確率で皮膚ガンになる
遺伝子の異常から起きる先天性の病気で患者数は約450人(国内)
8種類のタイプがある 半数以上の患者はA群
A群の特徴は神経症状が現れ進行する(個人差がある)

約2時間の番組を見ていて思ったのは、難病の当事者である子どもが前向きに生きていて自身の障害に対する受容が子どもの年齢によって様々であるが受け入れている感じが見受けられた。子どもは先天性の難病で、成長とともに自分自身のなかに徐々に受け入れざるを得ないだろう。親に関しては、まさか自分の子どもが難病や障害を持って出生してくるとは夢にも思っていなかったであろう。子どもより先に難病や障害の受容をしなければ子育てが困難になってくると思われる。
4つのケースを見て、子どもを取り巻く家族が前向きに生きているのを感じられた。
| ToraTora−SNOOPY | 福祉・医療 | 20:51 | comments(5) | trackbacks(0) |
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