しららはま

2007/10/09-16:52 時事通信
佐賀北、２冠ならずもさばさば＝秋田国体・硬式高校野球＝天皇・皇后杯は秋田−国体
　第６２回国民体育大会「秋田わか杉国体」最終日の９日、公開競技の硬式高校野球は今治西（愛媛）が決勝で広陵（広島）にサヨナラ勝ちし、２６年ぶり２度目の優勝。夏の全国高校選手権を制覇した佐賀北（佐賀）は準決勝で今治西に敗れ、夏の甲子園との２冠はならなかった。朝の８時すぎからの試合。強風と寒さも影響してか序盤に３失策と荒れた。先発馬場の２四球にもつけ込まれ、今治西に３回で６点を献上。これが最後まで響いた。
　それでも、市丸主将は「少し悔しいけど、一番長く野球ができてうれしい。ここまで来られて、みんなにありがとうと言いたい」とさばさばした表情。百崎監督は「最後まであきらめずにやれた。３年生はおごったり浮かれたりせず、後輩たちにいい見本を示した」とねぎらった。
硬式高校野球は雨のため９日に準決勝、決勝を行うことになった。ソフトボールの成年と少年の男女も準決勝、決勝が雨天中止となり、史上初めて４強をすべて優勝とした。軟式高校野球も決勝ができず、２校優勝。馬術は馬インフルエンザのため８、９日の全競技中止を決めた。
　天皇杯（男女総合優勝）、皇后杯（女子総合優勝）とも初めて秋田が獲得し、５年続けて開催県が両方を制した。来年の第６３回大会は大分県で開催される。

　

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