しららはま

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中村紀洋選手が中日球団と育成選手契約を交わす
元・プロ野球選手で中日球団の沖縄キャンプに参加していた中村紀洋さん(33)が中日ドラゴンズとの育成選手契約に合意し契約を交わした。
今年1月にオリックスを自由契約で退団後は「球団ひとり」としてひとり自主トレやひとりキャンプを敢行。
K−1や欽ちゃん球団、米国球団からオファーがあった。
お騒がせ男もようやく「元」プロ野球選手から「現役」プロ野球選手へと戻った。
今後は中日でまず野球の出来る環境を整え、育成選手から支配下選手登録を目指さなければならない。

以下は日刊スポーツの記事より

ノリ年俸400万円、無い無い尽くし再出発
2月26日10時11分配信 日刊スポーツ

 かつて年俸5億円を稼ぎ、通算319本塁打を放っている男が400万円から再出発する。前オリックスの中村紀洋内野手(33)が25日、中日と育成選手契約を結んだ。年俸は昨季2億円の1/50となる400万円で、背番号は「205」。中村紀は「野球小僧として頑張りたい」と決意を語った。中日の支配下選手は69人で、残り枠は1つ。中村紀は登録期限の6月末までに1軍昇格を目指す。お金も住む部屋も公式戦出場資格もないまま、中日の2軍で猛アピールを続ける覚悟だ。
 中村紀が、ないないづくしの再出発を切る。15日から10日間受けていた中日の入団テストに合格し、育成選手として入団が決定。「やっとユニホームを着られるだけでうれしい。野球小僧として頑張りたい」と意気込んだ。野球を続けることができるという晴れやかな顔の裏側には、これまでに経験してこなかった苦難が待ち受けている。
 まず、お金がない。年俸400万円、月給約33万円はサラリーマンの平均給与より少ない。中村紀は「お金じゃないですから」と話したが、今年の所得税は昨季年俸の2億円をベースに40%程度を納めることが予想される。「税金が心配で。蓄えないですよ。何が何でも1軍に上がらないといけない」。たとえ1軍昇格しても、1軍最低保障の1500万円までしか手にできないのが現実だ。
 成績に応じた出来高はない。オリックスとの交渉がこじれた反省から、すでに代理人の茂木立仁弁護士(39)との関係を解消。テスト中に「契約は自分が1人でやります。誰かに任せるということはないです」と話していたように、この日は北谷球場で西川社長と話し、潔く統一契約書にサイン。付帯条件は一切、要求しなかったという。
 そんな中村紀を“住居問題”が追い打ちをかける。今後は兵庫・芦屋の自宅を離れ、単身赴任を予定。ひとまず名古屋市内の合宿所に入ることを想定していた。だが、現時点で「昇竜館」は満室の状態。33歳は「パッと考えたのは寮だけど…。満室? うそ。部屋ないの? 痛いなあ…」と頭を抱えた。
 背番号は205。「今まで5番だっただろう」という落合監督の意見で決まった。中日の育成選手は200番台が慣例。下1ケタの「5」は落合監督の指導を受けて132打点で打点王(01年)に輝くなど、全盛期の近鉄時代の番号。そこにはオレ流の復活への期待が込められている。ぎこちなく205の文字をサインした中村紀は「慣れてないのでね」と苦笑いした。
 中村紀は、落合監督からは「2軍で成績を残して、何とかはい上がってくれ」と声を掛けられたという。「これからが勝負だと思います。あとは僕自身が結果を出すこと。アピールを続けたい」。02年から3年連続で年俸5億円を稼ぎ、メジャーも経験した男が、2軍で汗にまみれながら再出発する。

最終更新:2月26日10時11分
| ToraTora−SNOOPY | 野球 | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) |









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