しららはま

日本ハムの中田、派手に「プロ1号」＝練習試合で場外本塁打−プロ野球
時事通信 - 2008/2/10 19:31

　日本ハム期待の新人、中田翔内野手（18）＝大阪桐蔭高＝が、10日の阪神との練習試合で左翼場外へ本塁打を放った。
　「プロ第1号」が場外弾とは、超高校級スラッガーとして騒がれて入団した大物新人にふさわしい。中田が、特大の一発でその豊かな才能の片りんを見せ付けた。
　5回裏の第2打席。フルカウントからファウルで2球粘り、迎えた8球目だった。「変化球を狙って打てる技術がないので、真っすぐだけ狙った」と中田は振り返る。結果を恐れず、左腕筒井の内角寄り直球を強振。打球は瞬く間に、左翼席奥に張られたネットを越えていった。
　飛距離は推定130メートル。歓声の中、プロ入りして初めてベースを一周した中田は「うれしかった。本当は跳びはねたかったけど、練習試合なので」。実戦2試合目で飛び出した「プロ初本塁打」の味を、ゆっくりとかみしめた。
　「6番・指名打者」で先発し、残る3打席は凡退した。だが、この日見せた大きな放物線は、たぐいまれな長打力を改めて印象付けるに十分。「きょうみたいに、フルスイングだけを考えればいいかなと思います」。野球ファンを魅了する力が、この18歳には確かにある。　
試合は８対５で北海道日本ハムが勝った。
[ 2008/2/10 19:33 更新 ]

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