2006.03.30 Thursday
因幡の白うさぎ
鳥取のお菓子に「因幡の白うさぎ」というまんじゅうがあります。 山陰で売り上げナンバーワンのお菓子だそうです。 味はひよこまんじゅうに似た味で、うさぎの形をしています。 赤目は天然着色料を使用しているそうです。 「因幡の白うさぎ」の箱の中に封入してあった小さなパンフレットに神話「因幡の白うさぎ」が書かれてあったので紹介します。 子供のころに聞いた話であるが、すっかり忘れてしまっています(笑) 山陰の方言で書かれているのをそのまま紹介します。 神話 因幡の白うさぎ むかし、むかしあったげな。 因幡の国気多ちゅう処に一匹の白兎が住んどったげな。 ある時、天が破れたぐらいの、ようけい大水が流れてな游岐島まで流されて困ちょたがなわい。そこに、わにざめと出会ったげな。 白兎はわにざめをだまくらかして向こう岸に行ったるわいと思うて 「おまいさまの連れとどっちがようけかくらべよいや。」 っと言ってな向こう岸まで並べて 「一匹、二匹・・・」 って数えて渡っただいや。 そん時に、白兎がつい 「渡りに船とはこんことだいや。」 って言うたけわにざめは騙されたって分かって、ようけ怒ってなぁ、白兎を丸裸しちゃっただってや。 丸裸の白兎が砂浜で泣いてとったらなぁ、 大けな袋を肩にかけなった大国主命が通んなって、 「きれいな水で身を洗って蒲の穂をつけたら治る。」 と言いなったけ、その通りにしたらどんどん元の白毛の兎になったちゅうことだけ。 白兎はようけ喜んでなぁ、お礼にきれいな八上姫んとこに大国主命をお連れしたっちゅうことだいや。 そのむかし、こんぽち。 |