しららはま

平成21年12月6日に『チキチキブログ選手権』よりサイト名を変更しました。また頑張って更新したいとおもいます。ブログ管理者が阪神タイガースの試合結果、野球に関する気になるニュース、興味のあることを書いています。
野球のないオフシーズンには食べ物の話題やその他色々なことを綴っています。
阪神、ヤクルトに敗戦 2008.4.29.
【阪神】アッチソン機動力に乱され4失点
日刊スポーツ - 2008/4/29 17:35

<阪神1−4ヤクルト>◇29日◇甲子園
 阪神の新外国人スコット・アッチソン投手(32)が、ヤクルトの機動力にかく乱された。初回、先頭の青木に四球を許すと、二盗を決められてしまう。1死三塁となり、田中浩に中前へ先制適時打を許した。3回には矢野の捕逸と、自らの暴投で2点を献上。4回には福地に二盗された直後に福川に左越え適時二塁打でさらに加点された。この日は5回4失点で降板。「ランナーを出してから暴投でピンチを広げてしまったのは反省しないといけない。ただ前回の登板よりはいい状態で投げられたと思うので、しっかり次につなげていきたい」と振り返った。


[ 2008/4/29 17:35 更新 ]
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阪神、巨人にサヨナラ勝ち 2008.4.27.
クルーンサヨナラ押し出しに暴言退場
スポーツニッポン - 2008/4/28 7:07

 【巨人3―4阪神】27日甲子園
160キロ守護神が大乱調で勝てる試合を落とした。巨人は27日の阪神戦で1点リードの9回、マーク・クルーン投手(35)が押し出し四球を与え、今季初のサヨナラ負け。球審に暴言を吐いたとして試合後に退場処分を受けるなど後味の悪い結末となった。この日、上原浩治投手(33)が出場選手登録を抹消され、開幕から絶好調だったクルーンも自滅。借金は「3」となり、首位・阪神とのゲーム差も7・5に広がった。

 地鳴りのような歓声が、怒りが沸点を超えた合図だった。新井に対する155キロの外角直球がボールと判定されたクルーンは、友寄(ともよせ)球審めがけて突進。放送禁止用語も連発して猛然と抗議した。阿部、原監督らが止めに入ったが怒りは収まらない。「Bull Shit!」を暴言と判断した友寄球審は退場を宣告。完全にぶち切れた右腕はベンチに帰るとグラブを壁に叩きつけた。

 まさかの押し出しによる今季初のサヨナラ負け。阪神に今季初のカード負け越しを食らわせる寸前で、開幕から10試合で防御率0・00の守護神が崩れた。原監督は疲労感をにじませながら「(最後は)魂を込めて投げたボール。本人も自信を持って(ストライクと)言っているわけだから、オレもストライクというふうに信じたい」とクルーンをかばった。

 8回までは最高の展開だった。初回に亀井、3回には内海が送りバントに失敗したが、6回にラミレスの逆転打で主導権を奪い返した。先発・内海も6回まで力投し、8回まで細かい継投でリードを死守。計17人を送り込む総力戦で上原ショックを振り払い、あとはカード初戦の9回を3者連続空振り三振で締めたクルーンに任せるだけだった。ところがこの日は制球難。無死一塁では矢野の顔面付近に抜けた直球を投じた。2死一、三塁からは赤星に遊撃内野安打を許して同点。続く藤本も歩かせると、新井にサヨナラの押し出し四球を与えて“プッツン”した。

 帰りのバスに向かうクルーンは上半身裸だった。胸から両腕にかけて入れ墨が入った上半身をさらけ出し、来日初の退場処分に興奮を抑え切れない様子。「いい時もあれば悪い時もある。きょうは悪いということ。最後は自信があった」とまくし立て最後は「F××king Strike!」と吐き捨てた。“標的”となった友寄球審は「際どかったがボクには外れたとしか見えなかった。暴言を吐いたので試合終了後の退場です」と説明。28日にもセ・リーグから処分が下る見込みだ。

 結局、首位・阪神に負け越して借金は3。「集中力を切らずに最後まで戦っている。大丈夫でしょう」。投打で復調気配はあるだけに原監督に悲壮感はないが、後味の悪すぎるゲームだった。


[ 2008/4/28 7:07 更新 ]
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阪神、巨人に快勝 2008.4.26.
<阪神>投打にさえ快勝 巨人の連勝4で止まる
毎日新聞 - 2008/4/26 21:05

 〇阪神6−2巨人●

 投打にさえを見せた阪神が快勝した。先発・岩田はスライダーを低めに集め、プロ初完投で3勝目。打線は1点を追う三回、4連打などで3点を奪い逆転し、その後も加点した。2安打3打点の葛城は「やっと貢献できた」と笑顔。上原の不調が続く巨人は、連勝が4で止まった。

 ▽阪神・岡田監督 いい投手の時はなかなか打てんもんやが。(3安打に終わった)昨日のことがあったから、打線もつながったんやろな。

 ▽巨人・原監督 いずれにしても、2点ではいけませんね。また明日から仕切り直し。(勝率)5割ラインに早めに達したいね。

 ◇102球で重量打線を料理…阪神・岩田

 3年目の左腕は一戦ごとに成長を遂げる。地元甲子園での巨人相手の“伝統の一戦”で、6安打2失点のプロ初完投で3勝目を手にした阪神・岩田。打線の援護もあって、わずか102球で重量打線を料理した。

 一回に味方の失策でリズムを乱し、ラミレスに先制適時打を浴びたが、慌てずに得意のスライダーで後続を片付けた。二回は先頭打者を四球で出したが、1死後からのバントを好ダッシュで処理。二塁併殺で、悪い流れを自ら断ち切った。

 その後はスライダー主体の組み立てで丁寧に低目を突き、バットの芯を外した。象徴的だったのが、3番小笠原への攻めだ。「前回(の対戦)は速球で押していったので、今日はスライダーの方が打ち取れる確率が高い」と思った岩田。八回2死二塁では、5球続けて外へスライダーを投げ込み、バットに空を切らせた。

 「1型糖尿病」というハンディを背負いながらの完投劇。「最後は体が動かなかった」という岩田だが、久保投手コーチは「病気のこともあるし、完投は無理だろうと思っていたけど」と目を細めた。岡田監督も「経験こそないが、攻める姿勢が見える。九回? もちろん行かすつもりやったよ」。成長を続ける背番号21への信頼感は、揺るぎないものになりつつある。

 ○…巨人のエース上原に、復調の兆しが見られない。この日も球に切れがなく、先制点をもらいながら、阪神打線に連打を許して五回途中5失点で降板。これで開幕から登板5試合で0勝4敗、防御率も6点台後半まで落ち込み、口を開くことなく球場を後にした。原監督も「見ての通りです」という投球内容で、今後については「まずは頭を冷やしてから。いずれかの結論は出さないとね」と、上原を先発から外す可能性もにおわせた。


[ 2008/4/27 1:56 更新 ]
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阪神、巨人相手に打線沈黙 2008.4.25.
阪神 打線沈黙で本拠地初黒星
スポーツニッポン - 2008/4/26 7:08

 【阪神1―3巨人】25日甲子園
阪神は、5時間超の熱戦だった前夜の疲れからか打線が沈黙。さらに守備の乱れも目についた。3安打で1点。5回以降は無安打に抑えられ、本拠地初黒星。不振が続く今岡を再び先発から外した岡田監督は「調子がいいのから行くしかない」と5番に葛城を起用したが、これも不発。3番新井は3三振に終わり、好調の金本は四球で勝負を避けられたとあって完敗だった。


[ 2008/4/26 7:08 更新 ]
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阪神、中日に引き分け開幕連続勝ち越し止まる 2008.4.24.
阪神12回ドロー、開幕連続勝ち越し止まる
日刊スポーツ - 2008/4/25 9:41

<中日2−2阪神>◇24日◇ナゴヤドーム
 阪神の守護神藤川は、当たり前のようにマウンドへと歩を進めた。プロ野球新記録の開幕から8カード連続勝ち越しの可能性が消えた延長12回裏。開幕から11試合継続中のセーブもつかない。それでも1球入魂で強竜打線をねじふせた。中日との首位攻防戦。負けられなかった。
 先頭井端を内角速球で詰まらせ、三ゴロに料理。李にはフォークで空を切らせた。ウッズには左前打を許したが、和田には速球で押して三ゴロに封じた。あと1試合で1セーブを挙げれば、93年広島大野豊に並ぶ日本タイ記録の開幕から12試合連続セーブだった。「今日はしゃべらんよ。(総力戦にも)自分のことはどうでもいい…」。そうつぶやき、バスへと消えた。私欲などない。チームのために右腕をしならせた。
 先発福原が負傷退場するアクシデントを、救援スタッフ総力でしのぐ。同点で迎えた8回から登板したのは久保田だ。この回、1死三塁のピンチを脱すると、04年8月21日ヤクルト戦以来、4年ぶりの4イニングを6奪三振で無失点。「気力です。チームにこれ以上迷惑を掛けられない。勝ちたかったです…」。18日ヤクルト戦(神宮)から3試合連続で失点。
 この日は意地を込め、JFK結成以来、初めてのロングリリーフを完ぺきにこなした。リーグタイ記録の月間10ホールドに到達した。岡田監督は「久保田さまさまやろう。藤川にしてもな。アクシデントから9イニングつないだ」と言った。今季初の延長戦は、08年最長の5時間1分の死闘。5投手の合計207球は、勝利への執念そのものだった。

[ 2008/4/25 9:41 更新 ]
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阪神、中日に1点差で競り勝つ 2008.4.23.
<阪神>1点差で競り勝つ 中日、連勝3で止まる
毎日新聞 - 2008/4/23 21:32

 〇阪神3−2中日●

 阪神が競り勝った。六回に今岡の適時打で勝ち越し、八回は新井の移籍後初アーチでリードを広げた。下柳が無傷の4勝目。球団新の連続11セーブを樹立した藤川は「プレッシャーはなかった。記録は関係ない」と淡々。中日は八回の同点機を逸して、連勝が3でストップした。

 ▽中日・落合監督 (川井について)あのくらい投げてくれれば十分だ。そのうち勝ち星はついてくる。この打線があれば。

 ○…今月11日に体調不良で登録を抹消された中日・川上が再登録された23日、阪神戦で八回の1イニングを投げた。3者連続本塁打を浴びた3日の巨人戦以来のマウンド。新井に一発を浴び、さらに2死一、二塁とピンチに陥ると落合監督自らマウンドに歩み寄り声を掛けた。ベンチに戻り際にはポンと川上の尻をたたき、本調子でないエースを励ます場面も。川上は「試合を壊したみたいで申し訳ない。チームに迷惑を掛けてしまった」と表情を曇らせていた。

 ◇新井が移籍後初アーチ

 チームも阪神ファンも待ちに待った一発が飛び出した。「いつか出るとは思っていた」とは本人の弁。広島からFA移籍し、3番に座る新井が21試合目にして、初めてアーチをかけた。

 八回1死。追い込まれてからのフォークを右中間席へたたき込んだ。調子のバロメーターにしている右方向への打球が伸び、連戦のリリーフ陣が守るリードは1点から2点に増えた。この日、1軍再登録され、救援登板した中日のエース川上に浴びせたという意味でも値千金の一打だった。

 「感触は覚えていない。阪神での初本塁打が必要な1点になってうれしい」と喜びをかみ締める新井に、岡田監督も「あそこの1点は大きかったな」と賛辞を贈った。

 四回には同点打を放った。「下柳さんが粘り強く投げていた。早めに追いつきたかった」。1死二塁から川井のカーブを強振して、左翼線二塁打。前日に今季初の零封負けを喫したチームに、15イニングぶりの得点をもたらした。

 プロ入り以来9年間、育ててもらった古巣と涙で決別した新井。新天地で「毎日勝ちたいと思っている」と話す愚直な31歳のバットが、開幕から連敗知らずの阪神を支えている。

 ★川上を再登録 中日は23日、川上憲伸投手(32)を出場選手登録した。体調不良のため、11日に登録を抹消されていた。代わりに鈴木義広投手(25)が登録を抹消された。

[ 2008/4/24 0:03 更新 ]
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阪神、中日に完封負け 2008.4.22.
【中日】首位阪神に快勝で1・5差
日刊スポーツ - 2008/4/23 0:10

<中日8−0阪神>◇22日◇ナゴヤドーム
 中日が先発中田のプロ入り初完封となる好投と、打線爆発で首位阪神に快勝。今季最多の貯金「7」にするとともに、首位へ1・5ゲーム差と迫った。
 2回、連打と敵失でつかんだ1死満塁の好機で、谷繁の左翼線への適時二塁打で先制。続く中田の右前適時打と荒木の右犠飛で加点した。さらに3、6、7回にも効果的な追加点を挙げた。中田はコントロールが素晴らしく、1回のピンチを乗り切った後は危なげなく切り抜けた。被安打5でプロ初完封の中田は「(完封は)意識しなかったが、なんとかいけました」と話した。


[ 2008/4/23 0:10 更新 ]
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阪神、ヤクルトに勝利し7カード連続勝ち越し 2008.4.20.
<阪神>7カード連続勝ち越し ヤクルト勝率5割に
毎日新聞 - 2008/4/20 22:35

○阪神4−2ヤクルト● 20日・神宮球場

 阪神が開幕から7カード連続勝ち越し。一回、金本の左越え2ランで先制。七回に新井、金本の適時打で2点を加えた。計3打点の金本は「直球に振り遅れないことだけ考えていた」。杉山は今季初勝利。藤川は93年の田村に並ぶ球団記録の連続10セーブ。ヤクルトは勝率5割。

 ▽阪神・岡田監督 杉山が抑えてくれてよかった。立ち上がりに失点? 久しぶりの先発やからな。七回はヤクルトが左の佐藤を代えてくれてラッキーだった。

 ▽ヤクルト・高田監督 (増渕は)立ち上がりが課題だが、悪いなりにも粘った。交代のタイミングは最初から決めていた。中継ぎはやられることもある。

 ○…一回に先制の4号2ランを放った阪神の主砲・金本。2死二塁で、増渕の初球、外角高めの145キロの直球をたたき、阪神ファンが陣取る左翼席に運んだ。

 前夜、村中の直球を打ち返せなかったことが悔しく、「真っすぐだけはしっかり振っていきたかったんだ」という。5日の巨人戦以来、11試合ぶりの一発で通算400本塁打到達まで、あと2本とした。

 ○…球団記録の連続10セーブに到達した阪神の藤川は「抑えられてよかった」と浮かれた様子はなかった。九回にマウンドに登り、城石と福地をフォークで三振に仕留めると、最後の打者の宮出には真ん中高めの150キロ直球で3球三振と完ぺきな投球内容だった。

 前回登板は13日の横浜戦で登板間隔が空いた。ただ「調整をしっかりやっていたから」と不安はなかったという。すでに、その視線は今後の戦いを見据えて「まだ、シーズンは始まったばかり。しっかり足元を見てやっていきたい」と話した。


[ 2008/4/20 22:41 更新 ]
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阪神、ヤクルトに惜敗 2008.4.19.
阪神 連勝も連続2ケタ安打も5で止まる
スポーツニッポン - 2008/4/20 7:07

 【阪神1―4ヤクルト 19日神宮球場】
猛虎打線が3安打に抑えられ、連勝と連続2ケタ安打はともに「5」でストップ。特に先発・村中には関本の2安打のみに抑え込まれた。「ええピッチャーやな。何かつかみどころがないというか。カネ(金本)もタイミングが合わないような空振りだったし」と岡田監督も脱帽するしかなかった。唯一の得点は3回。関本が三塁打で出塁したが、赤星のゴロが三塁手の野選を誘って奪った1点だけで後が続かない。「もう1本出ていたら違うけど自分のスイングができてなかった」と岡田監督。ただ2位・中日とは2・5差とあり余裕の1敗にすぎない。20日の一戦で、開幕7カード連続勝ち越しのリーグタイ記録に再挑戦する。


[ 2008/4/20 7:08 更新 ]
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阪神、ヤクルトに雨中の勝利 2008.4.18.
阪神歓喜にズブ濡れ5連勝!
スポーツニッポン - 2008/4/19 7:07

 【阪神6―2ヤクルト】次第に強さを増した雨も、歓喜のシャワーと思えばいい。試合開催さえ危ぶまれた悪天候の中で、阪神が5試合連続2ケタ安打で5連勝。開幕以来7カード連続勝ち越しへ王手をかける白星に、猛虎ファンは雨も忘れて勝利に酔いしれた。

 岡田監督は試合後、雨脚の強さに「ベースくらい交換せえよな。関本なんか2回もベースでコケとるやんか。選手がケガするやんか」と不満を口にしたが、実際に“コケてくれた”のはヤクルト側だった。

 相手のミスを逃さなかった。初回は2死三塁から畠山が一塁へ悪送球する間に、三塁走者・赤星が先制のホームを踏んだ。同点で迎えた5回は、無死一、二塁から葛城の打球をリグスが処理できずに(記録は失策)無死満塁。続く鳥谷が右前勝ち越し打、矢野も中前2点適時打を放ち、勝負を決めた。

 打線は5試合連続2ケタ安打だが、ここ9試合連続アーチなしは93年以来15年ぶりの珍事。当時の93年4月17〜29日は5勝4敗だが、今年は7勝2敗。7番・矢野が今季初タイムリーを含む5打数3安打2打点と爆発するなど、一発攻勢がなくとも「つなぐ野球」で徹底している。

 岡田監督は「どっからでもチャンスがつくれる。そんな流れがきているからな」と手応え。2位・中日とのゲーム差を3・5に広げた。19日も天気予報は悪いが、今の猛虎に怖いものはない。

 ≪安藤セ界のトップ3勝目≫虎のエース安藤が6回1失点でハーラートップタイの3勝目を挙げた。毎回走者を許しながらも「調子が悪いなりに低めを意識した」と振り返った。前回登板の11日横浜戦(横浜)では打球を右すねに当てながら完投。この日も4回に胸元をかする死球を浴びるなど危機を乗り越えての白星。普段は辛口の久保投手コーチも「悪い条件にもかかわらず、粘って勝ってくれた。ありがたい」と最敬礼だった。


[ 2008/4/19 7:07 更新 ]
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阪神、広島に連勝 2008.4.16.
下柳が完投星…虎は4連勝で貯金10
デイリースポーツ - 2008/4/17 10:55

阪神5-1広島(16日、甲子園)

 どうよ、この強さは!阪神・下柳剛投手(39)が持ち味の粘りを見せ、自身3年ぶりの完投勝利で無傷の3連勝。チームは4連勝で球団史上初の開幕から6カード連続勝ち越し。4月の貯金10到達は76年以来32年ぶりだ。快進撃は一体どこまで続くのか。ともかく、胸を張って言える。無敵や!
  ◇  ◇
 球場にこだまする「ツヨシ」コールに背中を押された。照れを隠して「次はせぇへんぞ」と苦笑いしながら、渋々お立ち台に立った。「チームの流れがいいんで、足を引っ張らないように必死です」。下柳が05年10月5日以来3年ぶりの完投勝利で、開幕から6カード連続の勝ち越しという球団初の快挙を達成した。
 ミリ単位に計算されたベテランの技で、バットの芯をことごとく外した。初回、アレックスに先制ソロを浴びたが、許した得点はこの1点のみ。その投球術は「熟練」、「老かい」といった言葉がよく似合う。さらに六回には、一死二、三塁の好機で右前適時打を放ち、プロ18年目にして初めてのマルチ安打で勝利を決定付けた。
 12日の横浜戦。同級生の金本がプロ37人目の快挙、2000本安打を達成した。下柳は休養日にもかかわらず球場に足を運び、ベンチ裏で同級生の偉業を見届けた。8日の中日戦から、常に試合の最後まで残って記録達成を待ち構えていた。登板後の休養日でも、登板前日の試合でも、下柳の姿勢がブレることはなかった。
 「きょうは打ってくれる」、「ホームランで決めてくれる」-。3戦連続ノーヒットが続いても、下柳は待ち続けた。「すごくないと2000本なんて打てない。刺激になるというか、本当によかったよな」。決して人目には姿を見せず、ベンチ裏でそっと祝福した。翌々日に開かれた祝賀会では選手を集め、幹事を務めて場を盛り上げた。下柳とはそういう男だ。
 一昨年オフに手術した左ひじにも不安がなくなり、39歳にして今なお体は進化中。アンチエイジングの権威・京都府立医大の吉川敏一教授は、3月中旬に採血した結果が非常に良くなっていたことを明かし「疲れにくい体になっている。キャンプ前から、食生活とかいろいろ変えとるん違うかな」と説明。陰のたゆまぬ努力があってこその投球だったと解説した。
 これでチームはホームゲームでは負けなしの7連勝。自身プロ18年目にして初めての無四球完投勝利で、リーグ優勝を果たした05年以来の開幕3連勝を達成した。「みんなのプレーが大きいんよ。いつも気持ちよく投げさせて頂いています」。男・下柳剛、39歳。まだまだ衰えることを知らない。

[ 2008/4/17 10:55 更新 ]
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阪神、広島に完封勝利 2008.4.15.
猛虎115勝ペース!2リーグ制後球団史上最強15戦12勝
スポーツ報知 - 2008/4/16 8:00

 ◆阪神5−0広島(15日・甲子園) 勝利直後のテレビインタビューこそ、早口で一気にまくし立てた。カメラが止まれば今度は一転して、穏やかにゆっくりと語る岡田監督がいた。「(好調の要因をつくっている)流れはずーっと先発よ。きょうでも点をやってないわけやから」意識してか無意識か、破竹の快進撃を柳に風のようにさらりと流した。

 勢いが止まらない。3日に今季チーム初黒星を喫した広島の新助っ人右腕・ルイスを、本拠地で5−0と返り討ち。開幕からの15試合を1950年の2リーグ分立以降では球団初となる12勝3敗とぶっ飛ばした。

 「3連戦の頭を投げさせてもらってるからね。大事なのは分かっているし、応えないと」とアッチソン。来日3度目の先発は3回までパーフェクト。中盤にやや球が高めに浮いたが、6回を3安打無失点に封じ完封リレーにつないでみせた。

 打っても初回2死二塁から金本が2戦連続V打となる中前適時打を放てば、8回にも1死満塁から鳥谷の走者一掃の右翼線二塁打などで4点をダメ押し。まさに完ぺきな横綱相撲だが、これに異を唱えたのがだれあろう虎の総帥だった。

 「私もそうですが、タイガース・ファンは独特な考え方をする。憎らしいほど強くても、面白くないと…。ぜいたくなことやけども」ネット裏から見守った阪神・宮崎オーナーが、半分は真顔で言った。星野阪神が独走Vを飾った03年も、開幕15試合は9勝5敗1分け。岡田阪神が初Vを成し遂げた05年も8勝6敗1分け。快調すぎて逆に座り心地が悪いのだろう。

 面白かろうが面白くなかろうが、とにかく勝ち続ける猛虎。これも2リーグ分立後では球団新記録となる開幕6カード連続勝ち越しにも王手をかけた。

[ 2008/4/16 8:00 更新 ]
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阪神・金本知憲外野手の2000本安打放ったバット、甲子園球場史料館に展示 2008.4.14.
金本が2000安打を放ったバット、甲子園球場史料館に展示
サンケイスポーツ - 2008/4/14 8:01

 金本が2000安打を放ったバットが、甲子園の阪神タイガース史料館に展示されることが決まった。「飾ります。折れているところが、味があっていい」と沼沢球団本部長。連盟表彰は25日からの巨人3連戦か、29日からのヤクルト3連戦(いずれも甲子園)で行われる見通し。当日は、来場者に記念グッズの無料プレゼントも企画している。

[ 2008/4/14 8:09 更新 ]
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阪神、横浜に競り勝つ 2008.4.13.
福原“忍んだ1勝”で2勝目!判定にもめげず頼もし7回1失点
サンケイスポーツ - 2008/4/14 8:01

 (セ・リーグ、横浜1−3阪神、6回戦、阪神5勝1敗、13日、横浜)勝ちにこだわる気迫があった。厳しい判定に首をひねりながらも、最後まで集中力を切らさなかった。我慢強い投球で、福原が逆転を呼んだ。

 「気持ちだけは負けないように。勝つことだけを考えて投げました」

 五回までゼロ行進の投手戦。勝負どころは六回だった。二死一、三塁から金城の右前適時打で1点を失い、なおも二死満塁。対峙するのは佐伯。フルカウントから、スライダーで空振り三振に斬った。「追加点を取られたら流れが向こうに行く。2点目だけは与えないようにと思った」。最少失点に抑え、打線の奮起を促した。

 冷静な裏で判定には苦しんだ。六回終了後には不満そうに佐々木球審の方へ歩み寄ろうとした。七回の打席では「(あの判定は)どうでした?」と問いつめた。それほど1球にこだわり、勝利に飢えていた。

 シーズン直前、同級生の赤星、新井、金村暁と食事をともにした。「たいした話じゃないよ」と振り返るが、野球について真剣に語り合ったという。その赤星と新井の2人が八回に逆転を演出。白星を運んでくれた。「打線が頑張ってくれた」。手にした2勝目に、思わず笑みがこぼれた。「(同級生は)刺激にはなるよね」。盟友の活躍が背中を押していた。

 「よく1点で踏ん張った。ズルズル行って大量点になったら、勝ちはつかないわけやから」

 岡田監督も目を細め、矢野も「良い球がきてた。これで負けたら悔いが残るよ」と称賛した。7回を5安打1失点。05年から続ける横浜戦の不敗神話も「6」まで伸ばした。

 「これからも負けないように、チームが勝てるように頑張りたいです」

 昨季の勝ち星(2勝)に早くも並んだ。不振を極めた過去と完全に決別。頼もしき右腕が甦った。


[ 2008/4/14 8:01 更新 ]
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阪神・金本知憲外野手が2000本安打達成 2008.4.12.
金本、通算2000安打達成!「じらせ過ぎました、すいません」
サンケイスポーツ - 2008/4/13 8:02

(セ・リーグ、横浜3−6阪神、5回戦、阪神4勝1敗、12日、横浜)阪神・金本知憲外野手(40)が12日の横浜戦(横浜)の七回、寺原隼人投手(24)から右前適時打を放ち、プロ野球37人目の通算2000安打を達成した。広島時代のプロ2年目の93年8月8日のヤクルト戦で初安打を放ち、17年目で大記録を打ち立てた。王手をかけてから18打席無安打は最長記録となった。

 沈みゆく夕日までも祝ってくれた。暮れなずむ横浜に“虹”をかけた。ようやく男になった。午後4時28分25秒−。2万9866人の観衆が最大の苦しみを味わった金本を称えた。歴史の証人となった。

 「ちょっと焦らせすぎましたかね。長かった? ボクは長く感じなかったけど、1日も早く打ちたいと思っていました」

 新井と移籍後、初のお立ち台。史上初の1000安打&2000安打の同時達成。「キモイですね」。苦労した分、ジョークが冴える。「運命的なものを感じます」。弟分の言葉が胸にしみた。ともに広島に背を向けた。愛着はあるが、後悔はしていない。「優勝」を求めて飛び出した2人が目を合わせた。至福の瞬間だった。

 「M1」から最長の18打席無安打で迎えた七回二死三塁。カウントは2−2。寺原が内角に投じた150キロのストレートを弾き返す。打球が右前に落ちるのが見えた。5点目を叩き出す適時打。生還した新井と矢野がベンチから飛び出した。それが嬉しかった。

 「1点がほしかったので、1点入ったという気持ちの方が先だった。詰まりましたね。バットも折れたし…」

 苦闘を象徴する商売道具。しかし心は折れなかった。6日の巨人戦(東京D)で王手をかけた。その頃から左太ももに強い張りを感じた。左ひざ手術の影響だった。「不安が出るなら2、3週間たってから」。予想が当たった。だから慌てなかった。

 「自分は運が強いというか、強いモノに守られている気がします」

 守ってくれた人を挙げればキリがない。故島野育夫氏も、その一人だった。本塁打を放った3月5日の広島との追悼試合(京セラD)。数日後、ホームランボールが帰ってきた。サインを書き、未亡人の美智子さんに送った。仏前に供えられている白球に誓いを立てた。昨年12月17日の葬儀前日、亡骸を前に号泣した。天国の“オヤジ”への最初の恩返しだった。

 「実感? 名球会(総会が行われる)でハワイへ行って一番、ぺーぺーになって、酒をついで回ったら実感がわくかも」

 悲壮感が似合わない金本は冗談で周囲を笑わせた。偉大な先輩の前では若輩者かもしれない。だが阪神では功労者。新たな“レール”が敷かれている。

 「一度、東京で評論家をして勉強してから、指導者として戻ってきてほしい」

 バットとグラブを置く日が近づいてきているが、球団幹部は監督として迎え入れるプランを披露した。金本は至宝−。そのスタンスは不変だ。

 「次は2500(安打)。本塁打も500本をメドにしたい。2000安打は個人のことだから。優勝はチームで喜べる。できる限りのことをして、ヒットをたくさん打ちたい」

 2008年4月12日。また鉄人が強く、大きくなった日をファンは忘れない。目指すは3年ぶりの頂点。アニキが次の歓喜に誘ってくれる。


[ 2008/4/13 8:02 更新 ]
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阪神、横浜に惜敗。金本無安打… 2008.4.11.
横浜 三浦が今季初勝利 注目の阪神・金本は4打席無安打
毎日新聞 - 2008/4/12 10:00

 ○横浜2−1阪神●(11日) 

 三浦の粘り強い投球で、横浜が連敗を3で止めた(1分けを挟む)。中盤以降、制球も安定し、8回5安打1失点で今季初勝利。「初めて投手で勝てたのが大きい」と大矢監督。阪神は、好投の安藤を打線が援護できなかった。2000安打に王手をかけた金本は4打席無安打3三振。

 ▽横浜・大矢監督 まだチームに勢いはないが、我慢をしていれば、勢いにつながる。

 ▽阪神・岡田監督 安藤は(六回に決勝打を浴びた)あのボールだけ甘かった。すねに打球を当てながら、よう頑張ったと思うが……。金本にしても、(1000安打まであと1の)新井にしても、あと1本なんだがな。

 ◇やはり人の子?…阪神・金本、王手かけて15打席音なし

 阪神・金本のバットから快音が聞こえない。九回、この日4度目の打席もマットホワイトに空振り三振を喫した。通算2000安打に残り1としながら、これで3試合、15打席連続安打なし。残り13で迎えた開幕から9試合で王手をかけた好調さが、どこかに消え去った。

 一回2死一塁の第1打席、横浜・三浦のフォークに空振り三振。三回2死三塁では、追い込まれての141キロにバットは微動だにしなかった。一度もスイングすることなく見逃し三振。「ボールは見えている」という金本だが、岡田監督は「ボール球を振り過ぎだし、ストライクを見逃しとる」と指摘する。まるで金縛りにでもあったかのようだ。

 9年越しで連続試合フルイニング出場を続ける「鉄人」も、やはり人の子。日ごとに増す声援と高まる重圧の中、代名詞のフルスイングが影を潜めている。六回、第3打席のライナー性の中飛も、広沢打撃コーチは「普段ならとらえていた」。

 過去36人の2000安打達成者で、王手をかけてから最も多くの打席を費やしたのは、江藤慎一(太平洋)、柴田勲(巨人)の17。「1本も打てずに球界を去る選手が山ほどいるのに、2000本目の苦しみは幸せだよ」と広沢コーチ。

 いつか開く出口を目指し、今はバットを振り続けるしかない。

 ○…打率1割台の不振にあえぐ横浜・仁志が三回、復調のきざしを感じさせる安打を放った。2死二塁から、阪神・安藤の左すねを直撃した打球が一、二塁間を転がる間に、相川が生還した。

 「状況をあまり意識せず、打てる球をどんどん積極的に打っていこうと思ったのが良かった」。芯でとらえた強い打球に納得がいったようだ。

 ★工藤は異常なし 左ひじ周辺の張りで出場選手登録を抹消されている横浜・工藤公康投手(44)は11日、横浜市内の病院で検査を受けた。升永雅純チーフトレーナーによると、「じん帯や筋肉は傷んでおらず、若干水がたまっている状態」という。今後、状態を見ながら調整を続ける。工藤は9日に出場選手登録を抹消された。

[ 2008/4/12 10:12 更新 ]
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阪神、完封リレーで中日に連勝 2008.4.9.
阪神、完封リレーで連勝=プロ野球・阪神−中日
時事通信 - 2008/4/9 21:01

 阪神が逃げ切り、連勝。1回2死から新井の安打と金本の四球で一、二塁とし、今岡の右前打で先制。3回も2死から鳥谷の適時二塁打で加点。下柳から久保田、藤川とつなぎ散発2安打に完封した。中日は2連敗。 


[ 2008/4/9 21:05 更新 ]
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阪神、中日に逆転勝ち 2008.4.8.
阪神が逆転勝ち=プロ野球・阪神−中日
時事通信 - 2008/4/8 22:02

 阪神が逆転勝ち。7回1死一、二塁から代打檜山の適時打で追いつき、続く新井の適時打などで2点を勝ち越し。7回無失点のアッチソンが2勝目。藤川は6試合連続の6セーブ目。中日は1点差に詰め寄った9回1死満塁の逸機が響いた。 

[ 2008/4/8 22:04 更新 ]
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阪神、巨人に大敗 2008.4.6.
<巨人>15安打で大勝 阪神・福原の制球甘く
毎日新聞 - 2008/4/6 18:34

 ○巨人9−1阪神●

 巨人が今季最多の15安打で大勝した。三回、高橋由の2ランで先制。五回は坂本のプロ初本塁打となる満塁アーチ、八回は高橋由のソロと一発攻勢で決めた。左脇腹痛で出遅れた木佐貫はフォークがさえて今季初登板で勝利し、「20勝を狙う」。阪神は福原の制球が甘かった。

 ◇通算250本塁打=プロ野球52人目 巨人の高橋由伸外野手(33)が6日の阪神3回戦(東京)の三回、福原から右中間席へ2ランを放ち、達成。初本塁打は98年4月7日の広島戦で山内から。


[ 2008/4/6 18:34 更新 ]
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阪神、開幕から3カード連続勝ち越し 2008.4.5.
阪神 開幕から3カード連続勝ち越し 巨人は打線が沈黙
毎日新聞 - 2008/4/6 9:54

 ○阪神3−1巨人●(5日)

 阪神が開幕から3カード連続で勝ち越した。先発の岩田は球威十分で緩急もさえ、2勝目。打線は五回、四球とヒットエンドランで無死一、三塁とし、「(岩田に)投げる方に集中させたかった」という野口が先制の右犠飛。六回は金本の2ランで加点した。巨人は打線が沈黙。

 ▽巨人・原監督 重いゲームが続きますね。グライシンガーは先発としてはよく投げてくれた。

 ▽阪神・岡田監督 (グライシンガーをから3点を挙げ)最初から飛ばしとったから、何とか球数投げさせてな。連打、連打でいく投手じゃないから。(3カード連続の勝ち越しに)キャンプからいい流れ。みんながいいスタートを切れた。

 ◇金本が値千金の特大2ラン…試合の流れがっちりつかみ

 阪神1点リードの六回1死二塁。金本は、巨人・グライシンガーがど真ん中に投じた、141キロのストレートをジャストミートした。打った瞬間、それと分かる会心の一打。「何でもいい。どこかに落ちてくれと思って打った」打球は、右中間への特大の2ランとなった。

 阪神打線は、巨人先発のグライシンガーを打ちあぐねていた。一回は3者連続三振。決め球のチェンジアップにタイミングが合わず、三回まで無安打に抑えられた。四回の攻撃に入る前には、ベンチ前まで円陣を組んだ。あえてチェンジアップに狙いを絞った。

 五回、先頭の鳥谷が四球で出ると、フォードの5球目にヒットエンドランを仕掛けた。フォードは、低めのチェンジアップを左前にはじき返して一、三塁。続く野口の浅めの右邪飛で、鳥谷が果敢に本塁突入し、先制点を挙げた。

 この1点がグライシンガーに動揺を与えた。わずかながら、直球が高めに浮き始めた。百戦錬磨の金本が、それを見逃すはずがなかったのだ。

 試合の流れをがっちりつかみ、通算2000安打まで2本、400本塁打に3本に迫る価値ある一発。金本の引き締まった顔は、「どうだ」と言わんばかりだった。

 ○…大記録を目前に控えても、阪神・金本は心の乱れを感じさせない。六回1死二塁。巨人・グライシンガーの高め直球をかぶせるようにたたいた。外野手が早々と打球を追うのをあきらめた豪快な2ランが、右中間席へと消えていく。「甘めやろ。唯一の(失投だった)球や」。研ぎ澄ました集中力はさすがの一言。これで通算2000安打まで残り2本だが、記録へのこだわりはない。チームを勝利へと導く価値ある1本を、今夜も気負うことなく積み上げた。

○…13年ぶりに開幕から3カード連続負け越しとなった巨人の原監督は「重いゲームが続いてますね。初めて口にするけれど、我慢だな」と悔しさをかみ殺した。打線はわずか4安打。八回、内野ゴロの間に1点を返したのが唯一の得点。適時打は44イニング出ていない。頼みの中軸はラミレスが3三振を喫するなど無安打。特に李スンヨプは11打席連続無安打と深刻。試合前、気分転換にストッキングをユニホームで隠し、特打に取り組んだものの効果がなく「成績は見てのとおり」。先発投手もふがいなく、8試合で勝ち星を挙げた投手はゼロ。投打に振るわず、最下位脱出の道は険しい。


[ 2008/4/6 9:54 更新 ]
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阪神、巨人に逆転勝ち 2008.4.4.
阪神 逆転勝ち、安藤は2勝目 巨人は打線につながり欠く
毎日新聞 - 2008/4/5 10:46

 ○阪神6−1巨人●(4日)

 阪神が逆転勝ち。二回、フォードの三塁強襲安打で同点とし、四回に今岡のソロで勝ち越し。その後もフォード、鳥谷のソロなどで加点した。先発・安藤は「外も決まったし、内も有効に攻められた」と納得の表情。巨人は高橋由の先頭打者本塁打で先制したが、つながりを欠いた。

 ▽巨人・原監督 打線は見ての通りだな。高橋尚はゲームを作ることができなかった。開幕投手に指名した責任や役割を分かっていると思うし、全うしてほしい。

 ▽阪神・岡田監督 どこからでもうまくチャンスを作って点が取れた。点が取れるから、投手ともかみ合っているよな。

 ◇「重量打線」のお株奪う…

 阪神は、相手「重量打線」のお株を奪う3本塁打を含む11安打。「どこからでも点が取れるしなあ」。理想に掲げる「打線のつながり」での勝利に、普段むっつり顔の岡田監督も笑みが絶えない。

 そのきっかけを作ったのが、5番の今岡だ。同点で迎えた四回。巨人・高橋尚の高めの136キロに体が反応した。「開幕して一番いい打ち方だった」という会心のスイングで放った打球は、一直線に阪神ファンで埋まる左中間席へ。自身9打席ぶりの安打が、猛打の口火を切る勝ち越し弾となった。二回に同点適時打を放ったフォードが、来日初本塁打を含む3安打3打点。八回には鳥谷の駄目押しソロまで飛び出した。

 05年の打点王も、ここ2年間は不振のどん底だった。復活をかける今季も好機に凡打を繰り返し、前日に岡田監督から「悪いなあ」と名指しされたばかり。広沢打撃コーチは「打ち方は問題ない。あとは心技体の心」と指摘するが、「(好調な)金本さんの後ろを打つ重圧は、調子が悪いだけにすごく感じる」と今岡。「今日の一打を、心のきっかけにしたい」と自らに言い聞かせた。

 この日ばかりは「心配やったが一本出たからなあ。やっぱり、あそこでいかに点を取るかよ」と殊勲の5番を称えた岡田監督。親心に報いることができるかは、心の持ち方にかかっている。

 ○…巨人は前夜の3連続本塁打がウソのように、再び打線が沈黙した。高橋由が通算10本目の先頭打者本塁打を放って勢いに乗るかと思われたが、続かないのが今の巨人。原監督が「最善策」として今季初めて4番に据えたラミレスが1安打、5番に下がった李スンヨプも無安打に終わり、チーム全体でも11三振。これで1日の中日戦から35イニング適時打なしになった。打開策を問われたラミレスは「やれるだけのことはやっている。近いうちに必ず連勝する」と前を向いていた。

 ○…巨人の高橋由が今季初で通算10本目の先頭打者本塁打を放った。カウント1−3から阪神・安藤の真ん中に入ったスライダーを見逃さなかった。「バットの芯(しん)だったけれど、打球が低かったのでどうかなと思った」というが、打球は左中間へ。前日から2打席連続のアーチで先取点をもたらした。昨季、先頭打者本塁打のシーズン最多記録(9本)を打ち立てた。「特に狙っていないが、打線に勢いがつけばいい」と、今季も打線を引っ張る。

 ★上原がFA権取得 巨人の上原浩治投手(33)が4日、フリーエージェント(FA)の資格取得条件を初めて満たした。権利を行使するかなどについては7日に明らかにするとしている。上原は東海大仰星高、大体大を経てドラフト1位で99年に入団。プロ10年目で通算成績は251試合に登板し、106勝58敗32セーブ、防御率2.97。


[ 2008/4/5 10:46 更新 ]
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第80回選抜高等学校野球大会 14日目決勝 2008.4.4.
沖縄尚学、2度目のV=聖望学園に圧勝、9年ぶり−選抜高校野球
時事通信 - 2008/4/4 15:00

 第80回選抜高校野球大会最終日は4日、甲子園球場で決勝が行われ、沖縄尚学(沖縄)が9−0で聖望学園(埼玉)に圧勝し、9年ぶり2度目の優勝を遂げた。沖縄県勢としても春夏を通じて2度目の栄冠。
 沖縄尚学は3回までに3本の三塁打を含む9安打で6−0とリード。5回にも伊古外野手のランニング本塁打で3点を加え、試合の大勢を決めた。東浜投手も相手打線を6安打に抑えて完封した。聖望学園の初出場優勝はならなかった。 
[ 2008/4/4 15:34 更新 ]
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阪神、連勝が5でストップ 2008.4.3.
【阪神】連勝が5でストップ
日刊スポーツ - 2008/4/3 22:26

<広島4―2阪神>◇3日◇広島
 先発杉山直久投手(27)が6回4失点で負け投手になった。序盤はカーブやスライダーのキレがよく、安定していたが、1点リードで迎えた5回に崩れた。広島石原に逆転の2点タイムリー二塁打を打たれるなど3失点で逆転された。「先取点をせっかく取ってもらったのに。変化球がよかっただけに、悔しい」。開幕から先発投手の連続勝利は「5」で止まった。


[ 2008/4/3 22:47 更新 ]
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第80回選抜高等学校野球大会 13日目準決勝 2008.4.3.
準決勝
第1試合
聖望学園(関東) 4 - 2 千葉経大付(関東)
第2試合
東洋大姫路(近畿) 2 - 4 沖縄尚学(九州)
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阪神、開幕5連勝 2008.4.2.
<阪神>開幕5連勝 広島、再三の好機生かせず4連敗
毎日新聞 - 2008/4/2 21:05

 ○阪神4−2広島●

 阪神が開幕5連勝。1点を追う二回に鳥谷の右越え2ランで逆転し、その後も着実に加点。下柳が7回2失点の初勝利に「俺の粘りやない。(捕手の)矢野の粘りや」と満足顔。1安打の金本は通算2000安打まであと5本とした。広島は再三の好機を生かせず、白星なしの4連敗。


[ 2008/4/2 22:40 更新 ]
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第80回選抜高等学校野球大会 12日目準々決勝 2008.4.2.
準々決勝
第1試合
東洋大姫路(近畿) 2 - 0 智弁和歌山(近畿)
第2試合
天理(近畿) 2 - 4 沖縄尚学(九州)
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阪神、6年ぶりの開幕4連勝 2008.4.1.
<阪神>6年ぶりの開幕4連勝 アッチソン来日初白星
毎日新聞 - 2008/4/1 21:26

 ○阪神5−3広島●

 阪神が6年ぶりの開幕4連勝。一回に金本の左越え3ランで先制し、五回には新井から4連続長短打で加点。小刻みな継投で逃げ切った。先発アッチソンが6回2失点で来日初白星。金本が今季2度目の猛打賞。通算2000本安打まであと6本、400本塁打まで4本とした。

 ▽阪神・岡田監督 (3安打3打点の金本に)やっぱり前に走者がおると、打点を稼ごうと気持ち的に違うわな。気合いの入り方も違うやろ。

 ▽広島・ブラウン監督 (先発の)高橋はあっという間に点を取られてしまったな。決して悪い野球をしているとは思わない。いいチームだが、選手がやる気にならないとね。


[ 2008/4/1 22:40 更新 ]
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第80回選抜高等学校野球大会 11日目準々決勝 2008.4.1.
準々決勝
第1試合
聖望学園(関東) 8 - 0 平安(近畿)
第2試合
千葉経大付(関東) 8 - 7 長野日大(北信越)
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