2007.08.23 Thursday
星野ジャパン、先手必勝で決勝進出 2007.8.22.
以下はスポーツナビの記事より
星野ジャパン、“先手必勝”で決勝進出 2007年08月22日 スポーツナビ 日本ペースで優位に進めた準決勝 【準決勝・日本vs.フランス】 先制点を取って、投手陣が守り切る――星野仙一日本代表監督が常々口にする必勝パターンだ。しかし、日本代表が予選リーグ3試合で挙げた先制点はフランス戦のみ。その試合もすぐさま逆転を許し、結局は延長11回までもつれた。投手陣の踏ん張りが予選リーグの大きな勝因だった。しかし、北京プレ五輪大会準決勝では一転、攻撃陣が見事な先制パンチを見せ、フランスを9対4と破った。星野監督が日の丸のユニホームに袖を通して以来、これほど楽な気持ちで試合を見守っていたことはなかったに違いない。 初回、1死走者なしから、大塚淳(東京ヤクルト)、坂本勇人(巨人)が連続四球で走者をためる。続く吉田圭(広島)は凡退するも、岡田貴弘(オリックス)が緩いカーブを引きつけて、センターオーバーの2点タイムリーで先制した。2回も1死満塁から大塚がレフトへの二塁打で2点を追加。4回には先頭の田中大二郎(巨人)が四球で出塁すると、大和(阪神)の送りバントが相手のエラーを誘い、無死一、二塁のチャンスを迎える。佐藤吉宏(北海道日本ハム)がサード内野安打で続き、大塚のセカンドゴロで田中がホームに生還した。さらに吉田がレフト前ヒットで2点を追加。1死一、三塁の場面では、岡田のセカンドゴロの間にこのイニング4点目を挙げた。8回こそ、3番手・内竜也(千葉ロッテ)がフランス打線につかまり、4長短打で4失点を喫したが、終始日本のぺースで試合を進めた。 三塁コーチャーズボックスに立つ山本浩二コーチが「先手を取ると余裕が出る」と振り返ると、星野監督も「最初から点を取ってくれて、先発がきちっと0点に抑えてくれた。形としては非常にいい流れだった」と、試合序盤に勝利を決定付けた攻撃陣を評価した。 ■北京プレ五輪準決勝第1試合 フランス 000000040=4 22040100×=9 日本 勝利投手:大場翔太 敗戦投手:デュボ フランス:デュボ、カルルソン、ブレルアンドラド、ウィン−マルシュ 日本:大場翔太、久米勇紀(明大)、内竜也、村中恭平(東京ヤクルト)、若竹竜士(阪神)−金澤岳(千葉ロッテ) |