2007.10.23 Tuesday
阪神・藤川球児の兄が四国IL高知の代表兼GMに就任 2007.10.22.
球児兄が四国IL高知の代表兼GM就任
日刊スポーツ - 2007/10/23 10:12 故郷を救うために、藤川兄弟が再びバッテリーを組む。四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスの球団代表兼GMに、阪神藤川球児投手(27)の兄順一氏(28=会社員)が就任することが22日、高知市内で発表された。赤字経営に苦しむ高知は今年9月に経営者を公募。この日、大阪市の不動産会社タップ社長の北古味(きたこみ)鈴太郎氏がオーナーに決定した。球団運営の建て直しを図る順一氏に、藤川も支援を表明した。 97年夏の甲子園を沸かせた兄弟バッテリーが高知球界の復興に「再結成」する。高知の球団代表兼GMに就任する順一氏が高知市で会見。「チームをなくすのはしのびない。高知で野球をしている選手に続けられる選択肢を残したい」。赤字に苦しむチームを運営面でバックアップする決意を明かした。地元の高知商出身で、球団関係者に知人がいたこともあり、チーム再建の要請を受けていた。 順一氏は2週間前に電話で藤川に報告。「そんなに(経営が)厳しい状況だったのか。全力で応援したい」と支援することを誓ったという。高知は全国で唯一球場にナイター設備がないため、設置に向けての行政への働きかけやチャリティイベント開催などを検討することなどを兄に伝えた。北京五輪のアジア予選があるため、年内の活動は難しいが、年明けにも実行に移していく可能性がある。 藤川は昨年の大晦日にも高知競馬場にゲストとして訪問。1万円を払って協賛したレース「22番藤川球児特別」のプレゼンターを務め、集客アップに貢献した。郷土を思う気持ちは誰よりも強い。四国リーグの高知は経営難でチームの存続も危ぶまれていた。再び兄弟でタッグを組み、高知球界に恩返しする。 [ 2007/10/23 10:12 更新 ] |