しららはま

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2008オープン戦 G−T 2008.3.16.
岩田 巨人打線手玉で開幕ローテ合格!
デイリースポーツ - 2008/3/17 10:38

 「オープン戦、巨人0-0阪神」(16日、東京ドーム)
 Gキラー誕生の予感だ。阪神・岩田稔投手(24)が巨人打線を相手に5回無失点。危なげない投球内容で、開幕ローテ入りをほぼ決めた。ここまでオープン戦では15回を投げ、防御率0.00と抜群の安定感を誇る3年目左腕。開幕3カード目に控える巨人戦に向け、虎投に心強い“ピース”が加わった。
  ◇  ◇
 目をみればわかる。自信を持っていることがわかる。かといって肩をいからせて歩くような男ではない。器用ではないが一歩、一歩、経験を積んできた。少しずつ前に進み着実に結果を残してきた。ゆっくり学んできたからこそ、一度つかんだ技術や体験を忘れることはない。岩田が確かな手ごたえを、左腕でギュッと手繰り寄せた。
 ドクターZEROだ-。ほぼ主力のそろった巨人打線を相手に5回を無失点。これでオープン戦、15イニング連続で自責点ゼロ、防御率0・00と文句なしの結果だ。「(開幕1軍は)自分では決められないことなので分からない」と言うが当然、首脳陣が評価しないわけがない。黙って実力を示した。その岩田がチャンスを与えられて誰が文句を言えようか。
 走者は許した。それでも得点を与えなかった。二回は連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが坂本、木村拓を退け二死。続く星を空振り三振に取った場面に岩田の進化がみえた。スライダーを2球続けファウルと空振りでカウント2-0。ここで「意図は理解してました」と野口のサインにうなずいた。外角、123キロ、フォークの3球勝負は見事だった。
 五回には先頭の高橋由に安打を許すも、谷にツーシームを打たせて遊ゴロ併殺。続く小笠原を一ゴロに抑え、責任イニングの五回までをゼロにまとめ上げた。「去年まではスライダーしかなかったからしんどかったけど、今は気持ちにゆとりがある」。自慢のカーブ、スライダーに加えフォーク、ツーシームが戦力に加わった。今の岩田なら、開幕カードの横浜3連戦に先発してもおかしくはない。さらに3カードの目の巨人戦も、この日の内容なら十分にいけそうだ。
 岡田監督は「ランナーが出ても安心して見ていられる。マウンドで落ち着いているし、実際に抑えてるからな」と開幕ローテ入りへ合格点を出した。下柳に続く先発左腕の台頭を心待ちにしていただけに、指揮官としてもうれしくないはずはない。「巨人には負けられないというのはある」という岩田の猛虎魂にも見どころがある。
 登板後には「2アウトからのフォアボールもあったし、もったいなかった」と反省も忘れなかった。すきのない態度もプロとしての自覚が備わった証拠だ。どっしりマウンドに君臨する左腕エースが育てば、V奪還への距離がグンと縮まることは間違いない。

[ 2008/3/17 10:38 更新 ]
| ToraTora−SNOOPY | 阪神タイガース | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |









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