2008.04.24 Thursday
阪神、中日に1点差で競り勝つ 2008.4.23.
<阪神>1点差で競り勝つ 中日、連勝3で止まる
毎日新聞 - 2008/4/23 21:32 〇阪神3−2中日● 阪神が競り勝った。六回に今岡の適時打で勝ち越し、八回は新井の移籍後初アーチでリードを広げた。下柳が無傷の4勝目。球団新の連続11セーブを樹立した藤川は「プレッシャーはなかった。記録は関係ない」と淡々。中日は八回の同点機を逸して、連勝が3でストップした。 ▽中日・落合監督 (川井について)あのくらい投げてくれれば十分だ。そのうち勝ち星はついてくる。この打線があれば。 ○…今月11日に体調不良で登録を抹消された中日・川上が再登録された23日、阪神戦で八回の1イニングを投げた。3者連続本塁打を浴びた3日の巨人戦以来のマウンド。新井に一発を浴び、さらに2死一、二塁とピンチに陥ると落合監督自らマウンドに歩み寄り声を掛けた。ベンチに戻り際にはポンと川上の尻をたたき、本調子でないエースを励ます場面も。川上は「試合を壊したみたいで申し訳ない。チームに迷惑を掛けてしまった」と表情を曇らせていた。 ◇新井が移籍後初アーチ チームも阪神ファンも待ちに待った一発が飛び出した。「いつか出るとは思っていた」とは本人の弁。広島からFA移籍し、3番に座る新井が21試合目にして、初めてアーチをかけた。 八回1死。追い込まれてからのフォークを右中間席へたたき込んだ。調子のバロメーターにしている右方向への打球が伸び、連戦のリリーフ陣が守るリードは1点から2点に増えた。この日、1軍再登録され、救援登板した中日のエース川上に浴びせたという意味でも値千金の一打だった。 「感触は覚えていない。阪神での初本塁打が必要な1点になってうれしい」と喜びをかみ締める新井に、岡田監督も「あそこの1点は大きかったな」と賛辞を贈った。 四回には同点打を放った。「下柳さんが粘り強く投げていた。早めに追いつきたかった」。1死二塁から川井のカーブを強振して、左翼線二塁打。前日に今季初の零封負けを喫したチームに、15イニングぶりの得点をもたらした。 プロ入り以来9年間、育ててもらった古巣と涙で決別した新井。新天地で「毎日勝ちたいと思っている」と話す愚直な31歳のバットが、開幕から連敗知らずの阪神を支えている。 ★川上を再登録 中日は23日、川上憲伸投手(32)を出場選手登録した。体調不良のため、11日に登録を抹消されていた。代わりに鈴木義広投手(25)が登録を抹消された。 [ 2008/4/24 0:03 更新 ] |