2008.05.06 Tuesday
阪神、中日に2ケタ得点を挙げ快勝 2008.5.5.
<阪神>快勝、先発・杉山は2勝目 中日は中田が大乱調
毎日新聞 - 2008/5/5 20:12 ○阪神10−4中日●(5日)ナゴヤドーム 阪神が今季初の2ケタ得点で快勝した。一回に新井の先制打や3連続適時打など打者一巡で一挙7点。足をつって降板した先発・杉山は大量点に守られて2勝目。序盤は制球が甘く、「もっとピリッとしないといけない」と反省を忘れなかった。中日は中田の大乱調がすべて。 ▽中日・落合監督 (中田について)今日はまるっきりダメ。真っすぐと分かっていて空振りが取れる、そういうボールを投げるようにならないと。 ▽阪神・岡田監督 (31試合で連敗なし)こんだけ消化しているのに不思議やな。三回は下(下位打線)から点が取れた。 ◇「天敵」の中日・中田を打ち崩す…阪神 「あれだけ点を取ったら長いわな」。四球を挟んで6連続長短打に7者連続得点。打者10人が30分近く打ち続ける猛攻に、試合後の岡田監督は口元の緩みを隠せなかった。 一回、赤星、平野の連打で無死一、三塁。マウンドには先月22日に完封された中田。新井はカウント2−2から3球ファウル後の8球目のフォークをとらえた。「点が欲しかった。気持ちで打った」。打球は遊撃・井端の頭を越える先制打となった。 金本の四球を挟み、葛城、鳥谷、矢野が連続適時打で続く。関本の犠飛でようやく1死与え、塁上から走者がいなくなった時、阪神一回の得点欄には「7」と表示されていた。 過去13試合に登板し、9勝3敗と阪神をカモにする中田に対し、阪神・広沢打撃コーチは「積極的にいった。中田は変わってない。こっちが変わった。どこが変わったかは教えられない」。さらに「まだまだ。もう縦じまは見たくないと言わせないと」と借りはまだ返していないと言わんばかり。 藤川、久保田が打たれた前日のサヨナラ負けも発奮材料になった。矢野は「悔しい負け方をしたのが初回に影響したと思う」と話した。 今季連敗知らずの阪神。過去4年間で16勝32敗と大きく負け越す鬼門・ナゴヤドームでの首位攻防戦を勝ち越して、5月戦線も視界良好である。 ○…中日・中田はストライクを取りにいったところを狙われた。一回に7失点後、二回は3者凡退と立ち直りかけたが、三回に3連打と押し出しで致命的な2点を与え、降板した。プロ初完封した先月22日の阪神戦に続き、29日の横浜戦も8回1失点と安定していたが一変し、「チームに申し訳ない」とうなだれた。落合監督も「暴れる投手は暴れないと。イメージチェンジするには早すぎる」。 [ 2008/5/5 21:37 更新 ] |