2008.03.23 Sunday
2008オープン戦 阪神−レッドソックス 2008.3.22.
開幕へいよいよ全開!!赤星、バックホルツから2点二塁打
サンケイスポーツ - 2008/3/23 8:01 (日米親善野球、阪神5−6レッドソックス、22日、東京ドーム)阪神にセ界最強1、2番が完成した。レッドソックス相手に1番・赤星憲広外野手(31)と2番・平野恵一外野手(28)で全5打点をマーク。勝負強さを兼ね備えた1、2番の新コンビが、開幕ダッシュを支える。 大男たちを前に、斬り込み役が果敢に立ち向かった。赤星がバットで魅せた。一気に調子をあげた。 「練習からよくなってきていたので、結果より開幕へ向けてのバッティングをしていこうと心がけていた」 一回から2本塁打されて、メジャーのパワーを見せつけられた。二回で5点ものビハインドも逆に燃えた。二回二死満塁の2打席目。マウンドは1メートル91の右腕、2年目、23歳のバックホルツ。昨年メジャー昇格2戦目でノーヒットノーランを達成した期待の星から打った。3球目、124キロチェンジアップを引っぱり、右翼線へ2点二塁打。続く平野の中前打で一気にホームへかえった。 さらに1点を追加されて4−6となった六回。今度は一死一、二塁、2メートル03の長身右腕の2番手、スナイダーから中前打。満塁に好機を拡大して平野の中犠飛につなげた。世界一相手に5打数2安打2打点の大暴れだ。 オープン戦の打率は.167。前日(21日)、神宮の室内で吉竹チーフ野手兼打撃コーチを相手に特打を行った。1球ずつ左右に打ち分け、打つポイント、バランスを確認した。その後は、集中するために一人、外へ出て素振りをくり返した。 最高のカンフル剤だった。04年の日米野球では全8試合にフル出場。日米野球タイ記録となる7盗塁をマークし、その名を世界に知らしめた。メジャーとの試合では必ず活躍する。今回もそうだった。 赤星、平野のツートップが引っぱる08年の猛虎打線。開幕オーダーで臨んだ一戦に岡田監督は「足をつかわないとなかなか得点できない。うまくからめられた」。1、2番の新コンビに手応えをつかんだ。 「あと1試合だけど、いい形で開幕を迎えたい」。いよいよ全開。1番・赤星がフルスロットルで突っ走る。 [ 2008/3/23 8:01 更新 ] |