2006.07.18 Tuesday
阪神応援で「蛍の光」見直し
(デイリースポーツのサイトより)
“江夏提言”で「蛍の光」を見直し 2006年7月18日(火) 11時13分 デイリースポーツ 阪神タイガースの応援で、イニング途中の相手投手降板時に合唱される「蛍の光」が、28日のヤクルト戦(甲子園)から部分撤廃されることが17日、分かった。本紙評論家・江夏豊氏が6月5日付の「野球道」で、「蛍の光」の合唱を侮辱行為と指摘したことを受けて動いたもの。28日からは、阪神が優勢時に相手投手がKO降板した場合に限定。同点、劣勢時には、新たに製作されたヒッティングマーチを合唱する。 20年以上もの間、相手投手のイニング途中降板時に合唱されてきた「蛍の光」。スタンドで応援する阪神ファンの間では、ひとつの風物詩となっていた。 しかし、劣勢時や役割を果たした投手の降板時にも歌われるため「ファンの心境に合わない」という声が以前から応援団内でも根強く、また「相手に対して失礼」と全面撤廃を求める声も上がっていた。 6月5日付本紙で、本紙評論家・江夏豊氏が、同曲の合唱に疑問を投げかけたのを契機に、ファンの間でも見直しを求める意見が再燃。これを受ける形で、私設応援団が協議を開始した。 当初は「現行のままでいい」「全面的にやめるべき」など意見が分かれたが、7月上旬の話し合いで部分撤廃が決定した。同曲の合唱は、阪神が優勢時に相手投手がイニング途中にKO降板した場合に限定。同点時や劣勢時には、新たに製作された「オペレーションビクトリー」を合唱することが決定した。 新規定の適用は、後半戦後初の本拠地戦となる7月28日のヤクルト戦から。この日、甲子園球場で行われた私設応援団内のミーティングで最終確認された。 当面はファンの混乱も予想されるが、これには私設応援団がスタンドで歌詞カードを配布するなどして対応。関係者は「応援はあくまでファンの方が中心。早くファンのみなさんに覚えてもらえるように努力していきます」と1日も早い定着に全力を挙げる考えだ。 新曲の歌詞、楽譜は、阪神タイガース私設応援団・ヒッティングマーチ管理委員会のHP(http://tigers‐hm.net)に掲載されており、試聴も可能。男だったら奮い立て-。連覇を目指す猛虎に送る、新たなメッセージが加わった。 相手チームがあっての野球。いいプレーには敵味方関係なく拍手、ショボいプレーには敵味方関係なく叱咤する。 野球が好きな人間はこれを頭に観戦しましょう。 |