2008.03.08 Saturday
2008オープン戦 T−E 2008.3.7.
楽天田中6回2失点、開幕投手ほぼ決まり
日刊スポーツ - 2008/3/8 10:43 <オープン戦:阪神4−7楽天>◇7日◇スカイマーク 楽天田中将大投手(19)が開幕投手の最有力に躍り出た。田中は7日、阪神とのオープン戦に先発。6回を投げ、新井に浴びた2ランの2失点に抑えた。野村監督は試合後、「(開幕投手に)大いに近づいたんじゃない? 1番手やろうな。もうほぼ、決まりじゃないの」と明言。岩隈の2年連続開幕投手が有力だったが、開幕2週間前にきて10代開幕投手が浮上した。 安心感が決め手だった。4回1死一塁で新井に左翼席へ運ばれたが、野村監督は「あの回だけだったね。3回までは安心して見ていられた」とボヤくことはなかった。「安心して見ていられた」は辛口の野村監督の最大級の評価。「1が大事」の持論から、特別視する開幕投手に田中を指名する意向だ。 本命だった岩隈は6日のオリックス戦で5回3失点。試合後の首脳陣ミーティングでは、次回13日ロッテ戦を最終テストにする方針だという。野村監督は「よっぽど『お、お、お〜』とうなるような投球を見せてくれないとな。信用をなくすと取り戻すのに時間がかかる」と岩隈開幕には否定的だった。田中の次回登板も1日繰り上がり14日西武戦になり、翌週の開幕に対応できるよう変更された。 田中は「投げられるチャンスがあれば、そういうところで投げてみたいというのはある」と投手の闘争本能をのぞかせた。この日の投球でも、5回終了時に続投を志願し、6回のマウンドに立った。新井と再度対戦するためだった。「あのままだと逃げるように終わってしまうと思った。そういうところで逃げられないのが投手」。マー君の闘争本能が王ソフトバンクの出はなをくじく。 [ 2008/3/8 10:43 更新 ] |